アカシア桃日記

ダンサー・施術者/丹羽洋子のブログです

床その後。

長いです。もしこれから和室をダンス用の床に自作してみようという方がいたら少しは参考になるところがあるかもしれません。

 

先日、合板二枚重ねの床にとりあえず一度リノ広げてコンディショニングをしてみました。

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部屋の真ん中に寝転がって見えた天井。しばらく大工さんみたいなことしてたので身体ぎしぎししてたのがゆっくりほどけていく感じで気持ちよかった!

 

ひさびさにゴロンと寝転がれるスペースができて身体も整い非常によかったのですが、、

 

うーん、、、硬い。。

 

なんとなーくそんな気がしていたけど身体疲れててそう感じるのかと思って身体整えてからバーやってみたりもしたんだけどやっぱり硬い。うーん、、、歩いても底つき感があるし軽くジャンプしてもほとんどしならない。ダンススタジオの床ってやっぱりすごい柔らかくできていたんだなぁと思ったり。 

 

ダンス用の柔らかい床にしたくて、YouTubeで外国のダンススタジオのクッション材を貼り付けた合板にもう一枚合板を重ねるという床の作り方を見てこんな感じにしたいなーと思っていました(いま思うと彼らはすでに平らで硬い床の上にダンスフロアを作っていたのですね)。うちはまず畳の下の合板を剥がして断熱材を入れて荒板はめるところからだったので、畳はがした後に床を張るDIYブログとかを見ると根太+合板とかフローリングというのが基本みたい。じゃあ根太と合板の間にクッション材?で合板二枚重ねで最後にリノリウムかな。クッション材は、、?YouTubeでよく出てくるのはプールヌードルという長いマカロニ型の浮き具をスライスして合板の裏に張るというものや、おそらく水だけで落ちる白い硬めのスポンジかなというような物をクッションとして使っていたりパズルマットをカットして使っていたり、、つまりクッションになればなんでもいいのだ!と理解。東京にいたときフローリングが冷たくて硬いから買ったジョイントコルクマットがたくさんあるのに気づき、これでいいんじゃないか!となる。

で、まず床の構造について大工さんに聞いてみたらクッション材と根太が逆じゃない?と言われ、そうなんだ、じゃあそれで!となる。クッション材も、これがたくさんあるからこれ使えませんかね?と聞いてみる。けっこう潰れるけど2枚重ねたらいけるかも。ということで必要個数を計算し、十分足りるということで私はひたすら5センチ角にコルクマットをカットしたのでした。

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 で、欄間と敷居を撤去して根太の墨付けまでやってもらい、根太は自分でやる。その前に敷居の下の隙間を余った断熱材で埋めました。

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 根太は303ピッチ。畳60ミリの高さに収めるために今回根太を21ミリ厚さに加工していただきました。リノリウム3ミリ+合板12ミリ×2で27ミリ、根太が21ミリ、ということはクッション材(コルクマット2枚重ねが潰れて)12ミリということですね。ちなみにコルクマットの厚さは7ミリ位でした。和室なので下を通る根太の間隔が広く、根太が細いので折れるのが心配というオオノさん、真ん中にクッションを1枚挟んだらどうですか?と聞いてみる。それなら大丈夫。とおっしゃるのでビスうちする箇所は2枚重ね、その間に1枚ずつコルクマットを挟みDIY的浮き床のための根太にしました。

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合板も最初はできるところまでは自分でやろうかと思っていたけど実際かなり身体が疲れていて、一応丸鋸あるけど大きな板を切るのはなんかすごく大変そう、、、となってお願いすることにしたのでした。

そしてプロのお仕事で歪みまくりの古い部屋にピッタリ美しく合板が敷き詰められました。

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そしてこの記事の最初に戻るのですが、これで多分いけるんじゃないか、ということでやってしまったのでできた床が思ったより硬くてうーん、、となったのでした。最初1枚目と2枚目ががっちり止まってるから少しビスを間引いたら変わるかな??と思い、板の中央の5列を2本ずつ間引いてみる。ほんの少し遊びが出た感じ。とりあえずできることを、ということでこの日は全部の板のビスを間引いてみました。

 

次の日。それでもやっぱり硬さが気になるのでこのままリノを敷く気にならず、せっかく綺麗にやってもらったんだけど合板一枚剥がしてみる。お。これなら。という感じの歩いた感じ、ジャンプしたときのしなりもいい感じ。うん、全部剥がしちゃおう!
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オオノさんごめんなさい。たった数日で剥がしてしまいました。。。ビス穴の開いた大量の合板、、ちょっと置き場に困るけどそのうち棚とかに使います。
f:id:cheesecake-love:20210416215252j:imageそしてバレエ用のリノリウム、TMフロア3.5mを追加で購入。ピカピカ。
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全部で4枚。少しずつ買った時期が違くて、カットも3510ミリくらいのもあれば3545ミリと長めのも。お部屋の横幅が3530ミリほどあるので長いのを横に置いて短いのを縦に並べることにする。
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下地の合板は大工のオオノさん紙を挟みながらわざと少し隙間を開けて板を置いていました。仕上げの合板は隙間なくみっちりピッタリだったんですが下地だけにするとその隙間から冬冷たい空気が来そうだったので気密防水テープなるものを買って貼ってみました。

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歪みの少ない手前側から決めていき、真ん中2枚は中心を合わせて柱側をカット。
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切りすぎるとやり直しきかないので何度も何度も、、
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最後もう少し、というところでテープが終わり。もう一個注文しました。この透明テープだけで固定するので1枚は床に固定、2枚の繋ぎ目にもう一枚貼ります。
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まだテープとめてないところあるけどほぼほぼ完成!!

 

 この床工事、数年前からずっとやりたいと思っていたんですが全く一人でやるにはわからないことも不安もあってできずにいました。今回いろんなタイミングが合わさって板をもらえたり建築士さんや大工さんに手伝ってもらって念願だった稽古場を作ることができました!!

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