アカシア桃日記

ダンサー・施術者/丹羽洋子のブログです

つぼ・み

ダンス奥ゆかし

 

たかはし藤水さんの「月影」という作品のイメージから触発されて動き出した今回。これまでほとんど関心を持つことのなかった和の文化に興味がわいてきました。

 

かぐや姫、能、書、着物、夏目漱石清少納言紫式部、綾子舞、、。少しずつでも知っていくとわからないことも倍増する。けれど、何百年も前に同じこの日本で生きた人たちの息遣いを感じるようで新鮮な体験。まさに「奥ゆかし」。

 

ちなみに古語で「ゆかし」は知りたい・見たい・聞きたいの意で、そこから「奥ゆかし」は奥にひそむものに強く心ひかれる。その先に心がひかれる。もっとよく知りたい、見たい、聞きたい。という意味なのだそうです。

 

かぐや姫は罪を犯したので罰として地上におとされ、平安時代には女性がかな文字で心情を綴るようになり、能ではワキがあの世とこの世の橋渡しをする。着物は手縫いで空気を包み、縫い目は見せず。つぼみ、という言葉が浮かんだのは500年前から地元に伝わる綾子舞を練習する子供たちを見て。夏目漱石個人主義、もう少し、掴めそうで掴めない。

 

つぼむ、は壺を活用させた語だということを知る。花がつぼみの状態にある。狭いところに小さく固まる。引きこもる。の意。では、つぼみは?壺の中に引きこもった身のイメージが出てくる。また、建物に囲まれた庭、中庭、内庭のことをつぼと言うらしい。中庭に置かれた身。

 

見えない糸を見失わないように。

 

 

wonderland in 夏の庭2022

丹羽洋子ソロダン

 

「つぼ・み」

 

7月31日(日)16時〜

8月7日(日)19時半〜

 

どうぞご覧ください。

 

 

游文舎企画展野外篇

夏の庭2022

2022年7月31日(日)〜8月14日(日)

10:00〜17:00  8月7日は20:00まで 会期中無休

会場/霜田邸 庭園 柏崎市松波2丁目7−4 

 

イベント 小雨決行

7月31日(日) 15時〜アーティストトーク

      16時〜ダンス(丹羽洋子)

      16:30〜即興(遊観遊音)

8月7日(日)  16:30〜即興(遊観遊音)

       18:30〜即興(遊観遊音)

          19:30〜ダンス(丹羽洋子)

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