アカシア桃日記

ダンサー・施術者/丹羽洋子のブログです

音市場

今回初めて参加させてもらったイベント、音市場。主催はかしわざき音楽商店街。柏崎に来て何か文化的なものを探していたときに知って実は気になっていたイベントでした。

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柏崎音市場は2007年7月に発生した中越沖地震で大きな被害を受け、どこのお店も客足が途絶え商店街が活気を失っていた時、「なんとか柏崎を元気づけたい!」と市外から訪ねてきた一人の男性が持ちかけた企画から始まったそうです。そして、音楽のジャンルにはこだわらず、ダンスや朗読まで様々な『音』を『楽しむ』音楽見本市のようなかたちとし、いくつも会場(はこ)を設けて柏崎市街を歩いてもらう。『音楽をハシゴする』スタイルが出来上がったそう。

数年後からは地震後新しくできた柏崎市文化会館アルフォーレを会場として冬の音市場も開催されるようになり、現在は秋と冬年に2回の音市場開催となっているようです。

2018年は予定が合わず、2019年の音市場はお客さんとしてカフェやお店、お寺、施設などをまわって音楽のハシゴをしてきました。それまで商店街をぶらぶら歩くということはなかったので1枚のチケットで気になっていたお店に入れたり、プログラムと地図を見ながら次はこっちだ、とか街を探検する感じも楽しかったのを覚えています。

 

昨年11月頃に石川眞理子さんからお誘いをいただき、気になっていたイベントだしアルフォーレの大ホールで踊れるのは魅力的でしたので、ぜひ!ということで参加させていただくことになりました。

 

眞理子さんを中心に出演者が協力しあって受付周りなども分担し一緒に作り上げていくスタイルで、毎回参加している人も多いようでファミリー感みたいなものもあって、音楽や表現への愛を感じました。

コロナ渦のなかでしたが対策をしっかりして。お天気にも恵まれ、10年以上続いているだけあって私の予想以上にたくさんのお客様のご来場があり、地元に根付き親しまれ応援されているイベントなんだなというのを感じました。

 

私は1日目自分の出番が終わった後と2日目受付手伝ってた時間以外は大体見れたんですが、いろんな音色、いろんな響き、いろんなパフォーマンスを味わうことができてとても濃い2日間でした。

特に午前中から長丁場の2日目、ひと組終わるごとのサウンドチェックでそれをこなしている洋琴舎のスタッフの皆さんの働きぶりには頭が下がりました。それと2日間通して2箇所に分かれている会場を重そうなカメラをぶら下げて行ったり来たりしながら撮影し続けてくださったカメラマンの中村さんにも感謝感謝です。(かしわざき音楽商店街のFacebookページ

https://www.facebook.com/otoichibaで中村さんの素敵な写真が見れます!)

 

今回参加させて頂き自分のダンスをたくさんの人に観てもらえたこと、あたたかく受け止めていただけたこと。呼吸がしやすくなった感じです。素敵なミュージシャンの方たちとも出会えて、これからが楽しみな感じがしています。

 

直接お話しできていない方もたくさんいますが出演者、スタッフ、関係者のみなさま、音市場のお仲間に加えていただいてありがとうございました!!またダンスでお会いできるようにがんばります。